◆紫外線とは?
紫外線またの名をUV、紫外線とは太陽光線に含まれる光成分のことで、 実際に人の目には写らないものです。
紫外線は、可視光線(目に見える光です)よりも波長が短く、 地球に届く太陽光線の中の約6%だと言われています。
この紫外線!種類は大きく3つに分けられます。
【1】紫外線A(UVA)
波長が長く太陽光線の約9割を占める紫外線。
この紫外線は肌に黒っぽい色素沈着を起こし、シミやシワを起こす原因を作ります。
【2】紫外線B(UVB)
地表のほんのわずかしか届かない紫外線で、上記の10/1くらいの線量。
しかしとても強力なエネルギーを持っているのでご用心。日焼けの原因や皮膚ガンの原因となる紫外線。
【3】紫外線C(UVC)
オゾン層がある限り地球上には届いていないと言われている紫外線。
このUVCは殺菌灯など人工的に作られ使用されています。
コラム24
◆紫外線A波とB波
紫外線にはA波とB波があり、それぞれの肌への影響が異なります。
コラーゲンを破壊するA波→の紫外線A波は肌の土台といえる真皮コラーゲンを直撃し破壊します。
これによって肌のハリがなくなります。
また弱った土台からは、弱った肌細胞しか生まれないうえに、新陳代謝も乱れ、肌表面に老廃物がつもって、 肌の透明感がなくなりくすんでみえます。A波はガラスを通して室内にも入ってくるので家の中や車内でも安心はできません。
日焼けを起こす紫外線B波→表皮と真皮の境目にあるメラノサイトにメラニンを作らせ肌を黒くします。 日傘や帽子などでいくぶんか防ぐことができます。
◆日焼け止め剤の選び方・PAとSPFとは?
紫外線A波を防ぐ効果を数値で表したものがPA、紫外線B波を防ぐ効果を表したものがSPFです。
PA値は効果の強い順に、PA+++、PA++、PA+と3段階に、SPF値は数値が高いほど効果が強いとされています。
数字は何も塗らない状態と比べて、日焼けが始まるまでの時間を何倍に延ばすことが出来るかという目安です。
SPF3であれば、日焼けするまでの時間を3倍に延ばせるということです。
当然、数値が高いほど日焼け止め効果が高いといえますが、SPF値が30を超えるとそれほど効果に差はなく、 比例して効果の高い日焼け止めは肌への負担も大きくなります。
日焼け止めなどのUV化粧品には、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤と言われる成分が使用されています。
紫外線吸収剤→肌表面で紫外線を吸収し、化学反応により熱に変えて放出することにより紫外線を防ぎますが、肌荒れの原因となる場合もあります。

紫外線散乱剤→肌表面で紫外線を散乱させることで紫外線を防ぎます。
吸収剤と比べると肌荒れはしにくいですが、長時間使用すると肌が乾燥します。

普段使いには、SPF20ほどで吸収剤不使用(ノンケミカルと表示されていることもあります。)のものが丁度いいようです。
大事なのが日焼け止めを落とすことです。日焼け止めは洗顔料だけでは落ちません。
クレンジング剤を使ってしっかり落としましょう。
日焼け止めで肌が乾燥気味になっていますので、保湿をお忘れなく!

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