特に女性は筋肉が少ないために熱を作り出せず、皮膚の表面温度が低いので、その結果、貧血や低血圧の人が多いと考えられます。
四肢末端型冷え症
偏った食事、運動不足などが主な原因。筋肉の少ない女性に多く見られます。
体内の熱が十分に作り出せない人や、手足の血管を収縮させて体を温めようとするので、手先や足先が冷えます。
下半身型冷え症
中高年の女性に多い、腰から下の下半身だけが冷えるタイプです。
腰痛付近の神経の圧迫・こりが原因で、上半身はのぼせるように暑いのに下半身が冷えます。
内蔵型冷え症
手足は暖かいのに、腸などの体の内部が冷えるタイプです。
もともとの体質、不規則な生活などが続き肉体的・精神的なストレスを長く受け続けると、内臓型冷え症になるリスクが高いです。
<ウォーキング>
上記のどの冷え性にもウォーキングは効果的です。
肩の力は抜き胸を張って立ちます。
(立った時、お尻はしめます。お尻を締めないと腰をそってしまい、腰痛の原因になりますのでご注意ください。)
両手の肘を伸ばしてぶらんぶらんと大きくふりながら大股で歩きます。
まっすぐ前に足をだして進む感じです。
(肩に力を入れたり肘を曲げると、肩の筋肉が緊張して肩こりの原因になるので
ご注意ください。)
<入浴>
冷え性には半身浴がおすすめです。
みぞおちから下の半身だけを湯船につけ、20分ほど入浴します。
秋~冬はお風呂場も温まりにくいので、上半身が冷え過ぎないために上半身に渇いたタオルをかけるのが良いです。
<マッサージをする>
四肢末端型冷え症と下半身型冷え症に良いのがボディマッサージです。
どちらも血行不良が大きな原因なので、マッサージで血液の流れをよくしましょう。
お風呂上りなど身体が温まった状態で、ボディクリームやオイルを使います。身体のすべりが良いほうがやりやすく美容にも良いです。
四肢末端型冷え症の場合には、手首や足首を回す、足の裏をもみます。
参考「冷え性~簡単ストレッチで足先から温める(動画あり)」
下半身型冷え性の場合には、上半身と下半身の境目である腰~おしり~太ももの付け根(そけい部)~太ももをマッサージをします。
<絹の靴下をはく>
冷え症の解消に絹の靴下もおすすめです。
絹は繊維の隙間に多くの空気を含むことができ、温められた空気を外に逃がさないので、保温効果があります。
また、通常の靴下のような足への締め付けがないので血行を妨げません。
天然繊維なので冷えの一因になる静電気を発生させにくく、乾燥する時期にはうれしい保湿効果もあります。