ほっと一息コラム

お茶を飲みながら・リラックスしながら・読んでいただける、ちょっと役立つコラムです。

2021年10月

冷え症は体温が低いこととは限りません。
特に女性は筋肉が少ないために熱を作り出せず、皮膚の表面温度が低いので、その結果、貧血や低血圧の人が多いと考えられます。
◆冷え症の種類と原因
冷え性
冷え症には四肢末端型(手足だけの冷え)、下半身型、内蔵型と大きく3通りあります。

四肢末端型冷え症
偏った食事、運動不足などが主な原因。筋肉の少ない女性に多く見られます。
体内の熱が十分に作り出せない人や、手足の血管を収縮させて体を温めようとするので、手先や足先が冷えます。

下半身型冷え症
中高年の女性に多い、腰から下の下半身だけが冷えるタイプです。
腰痛付近の神経の圧迫・こりが原因で、上半身はのぼせるように暑いのに下半身が冷えます。

内蔵型冷え症
手足は暖かいのに、腸などの体の内部が冷えるタイプです。
もともとの体質、不規則な生活などが続き肉体的・精神的なストレスを長く受け続けると、内臓型冷え症になるリスクが高いです。


◆冷え症の改善方法

<ウォーキング>
ウォーキング
上記のどの冷え性にもウォーキングは効果的です。
肩の力は抜き胸を張って立ちます。
(立った時、お尻はしめます。お尻を締めないと腰をそってしまい、腰痛の原因になりますのでご注意ください。)
両手の肘を伸ばしてぶらんぶらんと大きくふりながら大股で歩きます。
まっすぐ前に足をだして進む感じです。
(肩に力を入れたり肘を曲げると、肩の筋肉が緊張して肩こりの原因になるので ご注意ください。)

<入浴>
入浴3S
冷え性には半身浴がおすすめです。
みぞおちから下の半身だけを湯船につけ、20分ほど入浴します。
秋~冬はお風呂場も温まりにくいので、上半身が冷え過ぎないために上半身に渇いたタオルをかけるのが良いです。

<マッサージをする>
四肢末端型冷え症と下半身型冷え症に良いのがボディマッサージです。
どちらも血行不良が大きな原因なので、マッサージで血液の流れをよくしましょう。
お風呂上りなど身体が温まった状態で、ボディクリームやオイルを使います。身体のすべりが良いほうがやりやすく美容にも良いです。
四肢末端型冷え症の場合には、手首や足首を回す、足の裏をもみます。
参考「冷え性~簡単ストレッチで足先から温める(動画あり)

下半身型冷え性の場合には、上半身と下半身の境目である腰~おしり~太ももの付け根(そけい部)~太ももをマッサージをします。

<絹の靴下をはく>
冷え症の解消に絹の靴下もおすすめです。
絹は繊維の隙間に多くの空気を含むことができ、温められた空気を外に逃がさないので、保温効果があります。
また、通常の靴下のような足への締め付けがないので血行を妨げません。
天然繊維なので冷えの一因になる静電気を発生させにくく、乾燥する時期にはうれしい保湿効果もあります。


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◆体脂肪が増える理由
体脂肪は、年齢とともに増えやすい傾向にあります。
理由は、年齢とともに基礎代謝量が減っていくからです。
その基礎代謝量が減る要因としては、1つは生活習慣にあります。
年とともに運動量が減ると、筋肉の量が減っていきます。それでも若い時と同じように食事をしているため、慢性的な食べ過ぎ飲み過ぎ状態になりやすいのです。そのため、体脂肪となって体の中に蓄積されます。
こういう生活習慣では、体重に変動がなくても体脂肪が増加しているということになります。
食事を抜く・カロリーを極端に減らす方法のダイエットを行うと、体が「次はいつ食べ物が入ってくるかわからないからたくさん蓄えておこう!」という飢餓感を持つようになります。
その結果、エネルギーを脂肪としてたくさんためやすい状態になり、 体脂肪が増えやすくなることもあります。
◆内臓脂肪と皮下脂肪
体脂肪には、皮下脂肪(皮膚の下に蓄積される脂肪)と、内臓脂肪(内臓のまわりに付く脂肪)があります。
内臓脂肪が多い肥満は、生活習慣病の原因になると言われています。
内臓の周りにたまった脂肪は代謝が盛んで、血液中の脂質濃度を高める原因となります。
またインスリン抵抗性といって、すい臓から分泌されるインスリンの働きを悪くします。
さらに、脂肪細胞からは血圧を上昇させる物質が分泌されます。
その結果、脂質異常症、糖尿病、高血圧、さらにはこれらが重なったメタボリックシンドロームなどをまねきやすくなるのです。
おなかがポコっとしてきたり、ウエスト周りが90cmをこえたら内臓脂肪に要注意です。
皮下脂肪は、おもに皮膚のすぐ下にある皮下組織に蓄積する脂肪です。
全身につきますが、 特にお尻や太ももなど下半身に集中してつくため、皮下脂肪が多い肥満の体型は、見た目にも脂肪がついていることがわかりやすいでしょう。
皮下脂肪は、男性より女性に蓄積しやすい傾向があります。
少しずつ蓄積され、体温の維持や、内臓や骨を保護する働きがあるため、落としにくいという特徴があります。
◆内臓脂肪と皮下脂肪を落とすには
食事バランス 内臓脂肪が蓄積されるのは、偏った食事によるエネルギー過多が大きな原因なので、 日々の食事内容を見直し、バランスの良い食事へと改善しましょう。
・食事のチェックポイント
 3食の栄養バランス
 腹八分目(食べ過ぎ×)
 ゆっくりよく噛んで食べる(早食い×)
 夜食(寝る前2時間は食べない)
 アルコール( 健康の目安とされる量:1日当たりビール大瓶1本、日本酒1合、ワイン2杯程度)
ウォーキング 運動で効果を上げるには、脂肪燃焼に効果的な有酸素運動がおすすめです。
ウォーキングやジョギング、水泳などで長時間、軽度~中度の負荷をかけて体を動かすことで、内臓脂肪が消費されます。
さらに、無酸素運動である筋トレも取り入れることで、基礎代謝量がアップし、効率的に内臓脂肪を減らせる体質になります。(スクワットやプランク等)
皮下脂肪を落とす場合も、エネルギーの過剰摂取を避けて、消費エネルギー量がやや多い状態を目指しましょう。
脂質や糖質の量をコントロールして、必要以上にとらないように気をつけましょう。
ただし、過度な食事制限は筋肉量まで落としてしまうので、バランスの良い食事へと改善しましょう。(たんぱく質、糖の吸収抑制が期待できる繊維質)
スクワットjpg 運動で皮下脂肪を減らすには、全身を鍛える筋トレをメインにします。
基礎代謝量が多いほど、効率良く皮下脂肪を落とせるため、筋トレで筋肉を増強して、基礎代謝アップを目指してください。(スクワット、レッグレイズ、クランチ、プランク)
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、脂肪燃焼に効果的です。
食事の改善と筋トレの継続をメインにして、余裕があれば有酸素運動も取り入れてみましょう。
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卵は、「完全食」として認められている食品です。
完全食(かんぜんしょく)とは、健康を維持するために必要な栄養を豊富に含んだ食品、あるいは食事の事です。
少ないコストで,最大の栄養を得たい。そのために知っておくと役に立ちます。
◆栄養バランスの良い卵
卵は完全食と言われています。 卵は、“完全食”として認められている食品です。 『良質なたんぱく質』が豊富に含まれており、さらにビタミン・ミネラルのバランスがよく、“必須アミノ酸”を豊富に含んでいます。
 卵黄の部分には、「ビタミンA・D・E」や「ミネラル」の(リン)、(鉄)、(亜鉛)、(銅)などが豊富に含まれています。
 必須アミノ酸の一種であるメチオニンは、動物性タンパク質のなかでは卵に非常に多く含まれています。
このメチオニンが、がん予防に大きな働きをすることが注目されています。
さらに“ビタミンA”や“カロチン”なども、発がん性を抑制します。
「ビタミンA」は、皮膚や目の角膜や粘膜をはじめ、口腔、気管支、胃腸、子宮,肺などの 【粘膜を健康に保つ作用】があります。特に、目の網膜の組織を形成する栄養素として重要な働きがあります。
卵には、タンパク質、カルシウム、各種ビタミン類、ミネラルなどの栄養素がそろっていますが、ビタミンCと食物繊維が不足しています。 この2つの栄養素の豊富な食品(野菜や果物)と組み合わせれば、パーフェクトになります。

完全食(かんぜんしょく)とは、健康を維持するために必要な栄養を豊富に含んだ食品、あるいは食事の事で、 これだけを食べて健康を維持できるものではありませんが、 “完全食”としての卵と一緒に他の食品を食べることで少ないコストで栄養価が高い食事になります。
 その他に完全食として認められている食品は、餃子、納豆、バナナ、ヨーグルトや牛乳、玄米、カレー、サツマイモ等があります。


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◆健康維持のために有酸素運動を
今ある能力をさらに伸ばす運動ではありません。
血管や筋肉の老化を予防し、心肺機能や筋力を維持する運動です。
今ある能力を最大限にいかす運動が、健康づくりに適した運動なのです。

運動の基本は有酸素運動といわれます。この運動を行うと体内に酸素をたくさん取り入れ、 細胞を活性化して新陳代謝を高めることができます。有酸素運動の代表的なものが"歩行"です。
歩行のような全身持久力の運動では、「ちょっときついかな?」と思うくらいが適当。
運動しながらおしゃべりができるくらいの強度(速度)で十分です。

運動を始めてから15分間経過すると運動のエネルギー源として脂肪が燃焼され始めます。
だから1回に20分は継続しましょう。
できれば毎日、最低でも週に3~4回行うことが理想です。

過労、睡眠不足、体調不調の時は、迷わず運動を休みましょう。
運動を始める前の準備運動(膝の屈伸、足首を回す、上体前後等)、運動後のラジオ体操のような整理体操や、整理運動(絵を参照)を必ずしましょう。
けがの防止や、疲労の回復に効果的です。
準備運動
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◆有酸素運動としてのウォーキング
有酸素運動としてのウォーキング

有酸素運動は、筋肉を動かすエネルギーとして血糖や脂肪が酸素と一緒に使われます。
無酸素運動は、筋肉を動かすエネルギーとして酸素が使われません。

有酸素運動は、脂肪を燃料として使用するので体脂肪の減少が期待できます。
通常の運動やスポーツは無酸素性運動と有酸素性運動が組み合わさっていますが、 簡単にはじめられるウォーキングは、運動強度が小さい分、有酸素運動の割合が高くなっています。
ウォーキング量の目安としては1日1万歩が理想といわれています。

ウォーキングをしていなかった人が、いきなり1万歩を歩くことは難しいと感じるかも知れません。
1万歩を目標にして少しずつ歩数を増やしてみてください。
例えば、エスカレーターを使っていたところを階段で移動する。
少し遠いお店まで歩いて行くなど、工夫次第で歩数を増やせます。

また、万歩計で歩数をチェックすることもお忘れなく。
今では携帯電話やスマートフォンに万歩計機能がついている機種もありますし、100円ショップでも販売されているので手軽に持てます。

ダイエットを目的とした有酸素運動は、有酸素運動を継続してから20分くらいから体脂肪を燃焼するので、 ウォーキングより20分以上手軽に続けられるエクセサイズも良いかもしれません。

エアロビクスダンス
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ステップエクササイズ
アクアウォーキング
アクアビクス 等

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