それは、睡眠が「脳」や「身体」の疲労回復作業を行っているからです。
睡眠は2種類あり、脳を休息させる「ノンレム睡眠」、体を休息させる「レム睡眠」がそれぞれ80~110分の周期であらわれます。
ノンレム睡眠には4段階の眠りの深さがあります。最初の深いノンレム睡眠とリズムが大切です。
眠りに入った後、約1時間の最も深い睡眠の時期に成長ホルモンは多く分泌され、成長促進や疲労回復を促進します。
また、コルチゾール(免疫物質をつくる副腎皮質ホルモン)は、睡眠中に増加し、朝方に最高となり日中の活動に備えます。
ストレスに対する抵抗力を付けてくれます。
途中で目が覚めることがない、朝まで無意識な睡眠が重要です。
睡眠の質が良くないと、成長ホルモンの分泌が妨げられ、子どもの場合は成長が遅れ、大人の場合は老化が早まったり、
ストレスが解消されないということがおきます。
睡眠中には、40種類以上ものホルモンや電解質が独特のリズムで体の修復や向上にあたっているのです。
睡眠の質はこれだけでなく、脳細胞の死滅数や記憶力などとも深くかかわっているといわれています。
良い睡眠のポイント
1.寝付きが早い
2.途中で目が覚めない
3.目覚めがしっかりしている
そのためには、
適度な運動をする。
寝る直前にたべない。
飲酒し過ぎない。
寝る前に興奮するようなテレビ番組等をみない。
寝るときは、リラックスして眠りに入るようにしましょう。
緊張していると眠りに入りにくいので、体の力をぬいてゆっくり呼吸をして眠りにつくとよいでしょう。
体の力が抜けない場合、体の力が入っている部分を軽く動かします。
たとえば
手→手を軽く振ってみる
足→足首を軽く回す
首→左右に軽く動かす
などして力を抜いてみてください。